2023年11月28日火曜日

イライラして子供に当たってしまった時の
対応法

子育てをしていれば、イライラしてしまうことは誰だってある。
そして時には子供に暴言を吐いたり、当たってしまったりして、
後味の悪い思いをした経験のある方も、少なくないかもしれない。
自分もそんな一人だ。

でも、逆に自分が小さかった子とのことを思い返せば、
いくら親は愛情かけて育てたつもりだとしても
自分が吐かれた暴言って変に覚えてて
ふとした時に思い出したりとか
大人になって育児中に思い出したりとか。
心の奥底でわだかまりとして残ったりとか。

ここでは、大変な子育てでイライラが募り、親としてやらかしてしまった時に、
どうしたら子供への悪影響を最低限にできるかについて
書いていきたいと思う。



感情に任せて子供にあたることによる悪影響を認識する

子育てって想像以上に大変。
イライラしてしまうことも多い。
でも、つい吐いてしまった暴言、暴挙って
子供にとって忘れられない傷となったり
将来自己肯定感を持てなくなる
きっかけになってしまう可能性がある。

私も時々思い出す。
たぶん本人はもうとっくに忘れているであろう暴言。
足蹴にされたこと。
下の子の子育てでいっぱいいっぱい、イライラもピークだったかもしれない。
でも、そんなことは子供にはわからない。

何もわからない小さい頃はとにかくショックだった。
思春期になれば、その記憶は、
この女はそういう人間なのか、という
失望感や恨みとなって残る。

繰り返されれば、その思いは強くなり
親子関係は破城。
最終的に、親本人に戻って来る。

暴言を吐いてしまった後に
たとえ相手が小さな子供であっても、
きちんとあやまってくれて、
どうしてそんなことをしてしまったのか説明があったなら
ずっと違っていただろうなって思う。

子育てが大変すぎて、イライラしてしまったなんて
大人の事情は子供にはわからないし
ただ、ママは自分が嫌いなんだという思いしか残らない。

もしもやらかしてしまった時は、
きちんとフォローし、繰り返さないようにしよう。

 

本気で謝る

まず理不尽な当たり方をしてしまったことをきちんと子供に謝ろう。
相手が赤ちゃんでも、3歳児であってもだ。

子供って変な記憶って、
断片的にその部分だけ大人になっても覚えてたりすることがある。
忘れたつもりでいても、子育ての時に出て来たりする。

ちゃんと謝って、毒親の黒い記憶として定着する前に解消しておこう。
それに、間違ったことをしてしまったら謝るという姿を親が見せることで
子供も間違いを犯した時に、きちんと相手に謝ることができるようになる。

その際にどうしてあんなことを言ってしまったのか
「こんな大変なことがあって、ついイライラしてしまったの。ごめんね」
といったように、事情についてもきちんと話そう。

どうせ小さい子供なんかにわかんないでしょ、ではなくて
相手をきちんと一人の人間として扱おう。


言ってはいけない言葉を認識する

子供がイライラするような行動をしたとしても
「あんたなんか産まなきゃよかった」
「そんな子はうちの子じゃありません」
「あんたみたいな子、恥ずかしくて世間に顔向けできない」
等の存在を否定する言葉や人格を否定する言葉は
どんな時も言ってはいけない。

私が忘れられないのは、受験に不合格だった後、外出するのに
「恥ずかしいから、隣を歩かないでちょうだい」
と言われたことだ。
近所の人に「どこに合格したの」と聞かれるのが嫌だったからだそうだ。
あの人は何よりも世間体が重要なんだと、ひどく悲しい気持ちになった。
あの時のことは決して忘れないだろう。

 

イライラしてどうしようもなくなった時の
対処法を決めておく

大変な子育てをしている以上、今後もイライラする瞬間は来るだろう。
ブチギレそうになった時に、とっさにどうするかが重要!
謝ればいいやと、何度も同じことを繰り返せば
毒親への道を歩むことになる。

あらかじめ、イライラしてブチギレそうになった時
どうしたらいいか決めておこう。

冷静になるための方法として、よく言われているのは

深呼吸をする
7秒間数える
他の部屋に避難する

といった方法だ。

これでおさまるならいいんだけど。
人によるとは思うけれども私の場合
ぶっちゃけ、深呼吸とかって結構余裕がないとできない。
だから、本当に耐えがたくやばい時は、その場を一時退散して
別の部屋で、わーっとストレス発散するのが効果的。

どうやって発散するのって言うとやっぱり
サンドバッグなどの当たっていいものに当たる!
大声で絶叫する!
といったあたり。
でもボクサーの家族でもない限り、部屋にサンドバッグなんて、普通ないし
絶叫するのは、近所迷惑。

そんな時、下記のグッズが役に立つ。
夫がクリスマス会の景品でもらってきたんだけど。
かなり役立った!

まず、人生パンチ。

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これは空気を入れたサンドバッグなので、不要になったら空気を抜けば大丈夫。
子供が小さいうちはどうしても、とんでもないことが起きたりするので
普段過ごす部屋とは別の部屋の片隅にでも用意をしておくと役に立つ。

うちの場合は、小屋裏に置いておいて、やばくなったらそこに走って行って
ドスドスとイライラ解消をしていた。

間違っても子供の前で人生パンチを、すごい形相で狂ったように殴る蹴るしてる姿は
見せない方がいいと思う。(怖いだろうから)

もう一つは叫びのツボだ。

防音ボトル 叫びの壷 第二世代(Amazonで詳細を見る)


大声を出しても、壺の中で声がある程度(5割ほど)抑えられるので
あまり近所迷惑にはならない。
夫婦喧嘩でバトルしてブチ切れた時なんかにも役に立つ。

 

ストレスの原因を自覚する

なんでそこまでイライラして切れてしまうのか。
原因を把握しておくことで、イラっと来ても、
「あ、これはこの子に対してって言うよりも寝不足でイライラしちゃってる状態なんだ」
といったように、客観的に冷静になれたりする。

寝不足、ワンオペ育児による疲労・・・
これらって、些細な事に対するイライラに繋がるよね。
こうした原因がある場合は、少しでも取り除けるよう、
下記の記事を参考にしてみてほしい。

また子供の行動でイライラしてしまうポイントが
実は自分の過去の傷と紐付いている場合もある。
この場合は結構厄介だ。

例えば、子供が過去の、好きじゃなかった頃の自分に似ていたりとか
子供が親の嫌な部分に似ていたりとか
そういうのが出てきちゃうと結構きつい。

私の場合、子供が癇癪を起こしてワーッと騒ぎ立てるのが、
母がヒステリーを起こして、ワーッと騒ぎ立てるのと重なって
自分の子供の頃の辛い記憶が蘇ってしまって、どうにもダメだった。

「やめてー!やめろー!!だまれー!!」
って叫んでた。
でも何も罪のない子供に当たるのは間違っている。
わかってる。

だから、ある時から、とにかく別の部屋に避難して
布団にもぐって、耳を塞いでいた。
でも、追いかけてくるんだよ。
「くるなー!あっちいけー!!」
と叫ぶ私。

——— これじゃいけない。子供を傷つけてしまう。

で、ある時、ちゃんと謝って
なんでそうなってしまうのか、正直に子供に説明した。
子供としては、騒ぎ立てるのは、ママに相手にしてほしいから。
「でもね、ワーッとしないで、してほしいことは、
落ち着いて伝えてくれたら聞けるんだよ」
そう伝えて以降、子供はワーッと騒ぎ立てずに
要求を伝えてくれるようになった。

あれから、子供にあたったりすることもなくなった。
子供であっても、ちゃんと話をするって大事だなって思ったよ。

あまりにも深い傷の場合は、カウンセラーとかに話を聞いてもらって
過去の自分を癒していけるといいね。

 

まとめ

子供に暴言を吐いてしまった、傷つけてしまったかもしれない
少しでもそんな後悔を感じたら、とにかく早い段階でちゃんと謝って
わだかまりを解消しておくこと。
繰り返さないために、イライラして切れそうになった時の
対処法をあらかじめ考えておくこと。
過剰にイライラしてしまう背景を、自分で把握すること。
可能であれば、その背景要因は解消しておくこと。

皆様が、健全な子育てができ、子供達が健全に発育できますように。

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