2023年11月17日金曜日

公園からなかなか帰りたがらない子の対処法

 公園に遊びに行ったらいいものの「さあ、そろそろ帰ろう」と言うと
「やだ~!まだ遊ぶ!」
と大騒ぎ。
なかなか帰れなくて困る。
そんな経験をした方も少なくないだろう。


かくいう、うちの子たちも、最初はそんなことがあった。
でも下記の対応に変えただけで、今ではすんなり帰るようになったし
小学生になれば、時間が来たらゲームなど楽しいことをやめて
自分から勉強するようにもなった。
ここではその方法に関して書いておこうと思う。
参考になれば幸いだ。


ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ

子供にも心の準備が必要

大人だって楽しいおしゃべりや
楽しい飲み会の最中に突然
「はい、今日はここまでね」
って一方的に言われて無理やり帰らされたら
かなり納得がいかないだろう。
でもあらかじめ、何時までと分かっていれば
心の準備もできようというもの。
子供だって同じ。


心の準備と共に時間の感覚を教えよう

まず、公園で遊び始める前に、あらかじめ「今日は4時までね」等、宣言しておこう。
子供が時間がよくわからなくても、時計が読めなくても OK。
できればアナログ式の時計を見せて、
「この短い針が 4 で、長い針が上向きになったら4時。帰る時間なんだよ」と言っておく。
これは後々、時間の概念や、時計を読めるようになっていく過程での下地ともなる。
で、まぁ大抵子供はよくわかんなくても「うん」とか言う。
5 分ぐらいに前になったら、「あと 5 分で帰るからね」
と言ってまた時計を見せる。
5 分がなんなのかわからないだろうけど、それでも伝える。
「この針がここに来るまでだからね」
と念押しする。
そうすることで、5分ってどのくらいの時間なのかって感覚を、
だんだんと身に付けられるようにもなる。

気持ちに寄り添った対応をしよう

「もう帰る時間だよ」
というと大抵
「まだ遊びたい」と言うだろう。
そういう時は、まず共感してあげよう!
「そうだよね。まだ遊びたいよね。
じゃあ、あと1つ 好きなの(遊具とか)やって帰ろうか」
子供はここで自分のまだ遊びたいという気持ちが受け入れられたこと
そして、要求がすこしでも満たされたことで
結構すんなり受け入れてくれる。

はっきりいって、これって大人も同じ。
同期にすっごい優秀な営業マンがいたんだけど
ある時、文句ばっかりで好き勝手を言う
手ごわい顧客を一緒に担当した。

彼は、不平不満をたらすその顧客に対し、
ひたすらまずは共感を示していた。
すると、顧客はひとしきり聞いてもらって
満足したようで、態度が軟化。
その後はいつのまにやら、営業の彼のペースで
こちらの提案が前向きに進んでいった。
隣で見ていて、すっごいなーと感心したのを思い出す。

子供相手だからって、なめないで
親も対人スキルを向上させる必要があると思う。

先の楽しい予定をイメージさせよう

ただ「帰る」だけだと、楽しい時間が終わっちゃうだけになってしまうけど、
帰った後に、何か楽しいことが待っているとなれば、話は変わる。
これが結構大事。

「それじゃあ帰って、おやつ食べよう」とか
「ブロックで遊ぼう」とか
何でもいいけど子供の楽しめるようなことを伝えて、
帰った後の楽しい過ごし方をイメージさせてあげよう。

そして帰ったら、子供とした約束は絶対守ってあげよう。
その信頼感は、これからあなたを信用して、言うことを聞いてくれるかどうか
そして自己統制力を身に付けて行けるかに大きく関わっていくから。

ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ

絶対するべきでない対応

なお「置いて先に帰っちゃうからね!」とか
「あんたなんかうちの子じゃありません!」
などの見捨てられ不安を煽る声がけや
脅迫で子供をコントロールしようとするのは絶対にやめよう。

その場では一時的に言うことを聞いてくれるように見えるかもしれない。
でもそうした対応の積み重ねは
将来、子供が自己受容できなくて生きづらさを抱えたり
恋愛や対人不安を持つことにつながる可能性があるのでやめてあげてほしい。

そうやって親にコントロールされてきた子供が
大人になってどうなってしまうか、身近で見てきた私は断言する。

まとめ

この方法で説得するようになってからというもの
ほぼ100% すんなり 買えるようになり
小学生の子の方は、時間になったからゲームをやめるとか
時間になったから次の勉強に切り替えるということが
自分でできるようになった。

もし公園に行ったはいいけど、なかなか帰らないと
困ってた時には、是非お試しあれ。

 

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